風の住む街  I'm in Kenya。

カテゴリ:本( 2 )




成功は一日で捨て去れ/柳井正

兄の家にあって、借りてきた本を新幹線の中で読んでいました。
その中の1冊がこれ。
今やMade in Japanブランドとしてどんどん世界に進出しているユニクロ。
その会長兼社長の柳井さんの本です。

ユニクロっていうと、中学生のときに土日に広告が入ってたなーとか
大学生のときのフリースブームが終わってからのマイナスなイメージが
否めなかったけれど、今はもっとぐいぐい伸びているポジティブなイメージが
あります。ほかの小売店がこぞって真似をしているヒートテックとか
ブラトップとか、安いだけじゃない商品力に引き寄せられている人が
ぐっと増えました。

さっきも書いた、フリースブームの終焉後についての
記述もあって、勝てば官軍的なことを書いてしまうような人ではないからこそ
ユニクロをここまで引っ張ってこれたんだなあ、と思います。


この本を読んでいて、思ったことをいくつか。


1.時々思い出すのが、漫画ベルサイユのバラで
フランス革命が起こった後に
『安全な場所から人を非難するのはたやすいことだ。
今まで誰も私と同じ場所にたたされた者はいなかった。』と
言うルイ16世のセリフです。
確かに、非難や文句は誰でも言える。けれど
自分は他人を非難をするに値することをやっているのだろうか。
これは何事にもいえることで
自分への戒めとしても、常に頭においておきたいセリフです。

ブームをあおるだけあおって、ピークを下がりだすと
とたんにそれ見たことか、とブームを叩くメディアを思い出しました。

2.製造型小売業(SPA)の魅力について書かれていて
自分がどうして食品メーカーへの就職を希望したかを
思い出しました。小売ではなくて、どうしてもメーカーがよかった。
自社の製品を、いいでしょ、これ?と自信を持って紹介がしたかった。
それって、営業の原点のような気がします。
どうしたら、お客様に喜んでいただけるか。
どうしたら、お客様が欲しいと思ってくださるか。
お客様の声を商品に生かすことができるSPAについてのくだりを
読んで、そんなことを思い出しました。

3.Made in Japanのブランドを応援したい、という気持ち。
外国にすんでいる日本のみなさんで、日本に帰ったら
ユニクロと無印は絶対チェックしたい、というひとは多いと思います。
それは、やっぱり日本人好みの商品がたくさんあるから、というだけでなくて
自分自身がMade in Japan だから、その仲間を応援したい
という気持ちもあるような気がします。

卒論のテーマがカンボジアの児童買春だったんですが
その解決法として、職業訓練として縫製工場を作るプロジェクトを
提案しました。その際に、提携会社として
私はあえてユニクロを選んだんですね。
GAPでなく、H&Mでもなく、われらが日本のユニクロを。
(ちなみに、個人的にGAPもH&Mも大好きです。)
グローバリゼーションって言われるけれど
やっぱり自分が日本人であることを忘れたくないし
前面に出していきたいと思っているから。
だから、これからもユニクロを応援していきたいです。
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by enoringo | 2009-12-11 01:05 |

佐藤可士和の超整理術/佐藤可士和

以前読み終わっていたのですが
やはり億劫になってしまって書いていなかったので
ここらで、えいやあと。

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佐藤可士和さんは、アートディレクターです。
それって何?という意見が多いと思うのですが
たとえば、ユニクロのNY進出において
どういうイメージでどういう店舗を作るか、という核となるアイディアを
まとめたり、ファーストリテイリングや楽天のマークなどを
手がけたりしています。
実際に目にするものも、目にはできないけれど
提供するものが持ち合わせるイメージを作り上げるということも
デザインしている、というのが私の解釈です。

そういう創造的活動というのは、何もないところから
発想するというイメージが強かったのですが
彼曰く、顧客との対話を通じて
相手がこうしたいということを引き出し、それを整理して
整理して作品が出来上がるのだそうです。

というわけで、彼が整理術について語るのはごく自然なことなのでしょう。
本は全体として、3つのレベルに分かれています。

レベル1.空間の整理術
レベル2.情報の整理術
レベル3.思考の整理術

身近な1からはじめて、その効果を実感し
徐々に難易度を上げていってください、とのこと。


1つ目はわかりやすいところで、身の回りの整理整頓です。
身の周りにはあふれるほどのものがあるけれど
それが本当に必要なのか、そういう選択をしていくと
いかに無駄なものに囲まれているのかが
わかるといいます。とりあえず、でとっておく書類、手紙、プリントetc.を
その場その場で処理できれば、確かにものは溜まらないはず。
そういう意味で、目の前にあるものが何かを
正確に理解して、判断、処理すべきなのね。

あと、なるほどなと思ったのが
パソコンの例。パソコンのフォルダを見てみると
どんなファイルであれ、一律に同じに形になります。
似たもの同士をフォルダに入れてしまえば
すぐに探すこともできる。
これを彼は実際の空間でも実行していて
棚に同じ大きさ、デザインの箱を置き、フォルダのようにして
その中にプロジェクトごとのサンプルやなんやらを入れているそう。
いくら中がごちゃごちゃしていても、外から見れば
すっきりするし、ほかの人たちとも共有ができます。
これは、すごいいいな、と思った。


そして、情報の整理。ここには、彼の作品の例が載っていて
とてもおもしろい。顧客が話してくれたことを整理していって
核を見出すその過程は、ほかの仕事でもいえることだと思いました。


最後に、思考の整理。ここでも過去の作品の例を挙げていて
わかりやすい。なんとなく、頭に浮かんだことって
そのままにしておくと、そのままだけれど
言葉にすることによって、保存も共有もできる。
勝間和代さんは、『ラベル化』と呼んでいるようなのだけれども
何かのイメージをほかのもので表現することってあるじゃないですか。
たとえば、甘酸っぱい、というイメージを伝えたくても
いろんな甘酸っぱいがあって、その中でも初恋の甘酸っぱさって
いえば、ああ、あんな感じね、って一発で伝わる。
会社とか、国とかなんでも団体で動くときに
みんな違うから違う方向に行きそうになるのを
みんなが共有できる何か(方針)を持つことによって
方向を見失わないでいられるじゃないですか。

ものも団体も本質を見出して、それを言葉にすることによって
共有できるし、相手にも伝わりやすくなる。それが
彼のいいたかったことだと解釈しました。

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本当に理解していないと、まとめることはできないし
簡潔に述べることはできません。
ので、その練習に、思ってこうやって本について書くことにしたのですが
たしかに、あやふやに理解していることが書いていて
よくわかりました。。。
今後、続けていきたいと思います。
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by enoringo | 2009-10-29 14:07 |

青年海外協力隊21-3でケニアのナクルで生活しています。家のそばからナクル湖が見えて、シーズンになるとフラミンゴで湖の端がピンク色に染まるのが見えます。
by enoringo
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