風の住む街  I'm in Kenya。

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ストリートチルドレン

先日のご来場人数?がいつもの3倍ありました。
ガッツ先生のTシャツ効果に違いねえ。ありがたいことです。
Tシャツの購入や作成にご興味のある方、ぜひご連絡お待ちしております。


私はいつもマタツと呼ばれるワゴン車バス+徒歩で通勤をしています。
タウンにマタツが集う場所がマタツステージと呼ばれて
たくさんのひととマタツでごったがえしています。夕方はマタツ、人、バナナやパイナップル
などを売る出店、ボダボダ(自転車タクシー)、ピキピキ(バイクタクシー)、
トゥくトゥク(三輪バイクタクシー)で、混乱を極めます。
でも、警察が来るとあっ!という間に秩序を取り戻します。ケニアで警察の唯一役に立つ場所
と個人的には思ってます。

ナクルのマタツステージは、私の中でケニアNO.1にガラが悪い。
マタツのおっさんたちが、からかってきたり触ってくることもあり
キレキャラ全開であります。でも、一方で
マーケットには新鮮で安い野菜や果物がそろっており
かつ、古着が本当に安く手に入るので
休みの日にもついつい足を運ぶこともあります。

さて、このマタツステージには ストリートチルドレンが
集まっていたりします。手には黄色い何かが入ったボトルを持っていることが
多くて、最初ジュースか?と思っていたのですが
シンナーか何かで空腹をまぎらわすんだそう。
その他にも、野菜や果物を買った人に
ビニール袋を売って回る子もいたりして
それでどれくらい一日の収益になるのかな?でも、ごみになっちゃうし。。。
お金を渡さないようにしているのですが、いろいろ考えさせられます。

おとついは、本当に小さな子(7か8歳くらい?)で
ステージ入り口からマタツに乗ってからもまだずっとKsh.5(日本円で6円くらい)
ちょうだいといって聞きません。がりがりで、大きなパーカーを着ているその子を
見ていて、胸が痛くて思わずマタツに乗る直前に買ったマンゴーを渡しました。

すると、その子が何か言ったので『え?』と聞いたら
となりに座っていたお姉さんがしかっていました。よく聞くと
『ありがとうっていいなさい!』と言っています。
その子が『マンゴーか。』と言ったからだそう。
うん、でもマンゴーはKsh.30くらいするよ。。。
そのうち、その坊やはマタツドライバーにどけ!と追いやられてしまいました。
小さい子がそんな風に扱われているのを見ていると、やっぱり胸が痛みます。
ふと、見るとその子が一生懸命口をぱくぱくしているのに気がつきました。
『Asante!』(ありがとう):)
思わず笑顔になりました。同時にもっと胸が痛んだ。


ケニアでは、孤児の世話をしているひとにお金や学校制服を渡して
その孤児たちが生活しやすいように政府やNGOなどが活動しているのですが
(そのお金が酒やたばこになるという現状は置いといて。。。)
ストリートチルドレン向けのプログラムをあまり聞きません。
少なくとも、国が何かをしているのを見たことも聞いたこともないのです。
住む家がなくて、食べるものもなくて、頼るひともいない。
小学校の時、給食をいかにごまかして食べないようにするか、という
ことばかり考えていた自分とは雲泥の差どころではありません。


何より、ストリートチルドレンが誘拐されて
臓器売買の対象にされたら。。。という危険性をリアルに感じました。
アジアではすでに起こっているのですが、それがケニアでもすでに起こっているとしたら。
まだ起こってないとしても、起こる可能性は考えられます。
彼らを見ている限り、簡単に誘拐できるるのは明らかです。しかも、明日
彼らの姿が見えなくても、誰も気にしない。鳥肌が立つ気持ちでした。


ストリートチルドレン同士で話したり、じゃれあったりしているのを見ると
本当に子ども。そらそうだよね。
お金をねだっていたとしても、話をしているといろいろ質問してきたりして仲良くなって
普通にまたね!って手を振り合ったりする。


マザーテレサの言葉が頭の中でよみがえる。


この世の一番の不幸は誰からも必要とされないことです。




『目の前で転んだ人に手を差し伸べずにはいられない』、というのは人間として
当たり前の感情なのだと信じることは、何がどうしたってやっぱり譲れない。
それでも、それが通じないことがあって
通じないひとたちを非難せずにはいられない自分がいて
それでもそんな感情の行き場はなくて、自分に嫌気がさしてくる。
もっと自分が信じるものを信じ続けられる強さが欲しい。


何かできないかな。ぐるぐるぐるぐる考える。



写真は、ワールドエイズデーに来てくれたちびっ子たち。
最初は遠巻きで見ていたけれど、話しかけたらたくさん集まってきました。



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by enoringo | 2011-03-31 19:07 | 日々

今から、ここから。 その2

そんなわけで、最近はTシャツ活動がメイン?くらいの気持ちでした。
でもね、なんとなく『もうケニアはいいや』っていうあきらめの気持ちで
いっぱいだったことも理由のような気がします。

話聞かないし、人の金だと思って適当さ極まりないし
自分たちの問題だっていう意識がまるでないし
エイズって言えばお金がついてくるって分かっちゃってるし。
私たちが勝手になんとかしたいって言ってるだけで
本人達はそれを利用してるだけだよ、なんて思ってました。


で、今日某友達のブログを読んでいたら、すっごく生き生きしているんですね、これが。
彼女の目にうつるものと私に目にうつるものは同じでもこれだけ違ってるんだ。。。。
と目からごろんごろん鱗が落ちました。
恥ずかしいったらない。恥ずかしさで体中が煮えてしまいそうです。
私はこれまで何を見ていたんだろう?何をしていたんだろう?
ものっすごい後悔が駆け抜けました。きっと、ケニアを言い訳にしているだけで
どこに行ってもこうなんだろう、私ってやつは。
人生このままじゃ灰色だ!という危機感さえ感じる始末。


これから9ヶ月間、文句を言ってだらだらしても9ヶ月。
これから9ヶ月間、できることを積み重ねていっても9ヶ月。


どちらを選ぶか?もう遅いかも、とすぐあきらめそうになるのが私なのですが
そこでなんとか持ちこたえるのも私。(と言い聞かせる)

うん。今から、ここから。
ここにいられることの幸せを思い出して、
もう一回、気持ちを切り替えて目の前のことをやっていこう!

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という青春くさいエントリーでした、ちゃんちゃん。
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by enoringo | 2011-03-29 23:11 | 思うこと

今から、ここから。 その1

お久しぶりです。みなさん、このブログをどこでどんな気持ちで
読んで下さっているんでしょうね?


地震、津波の被害にあわれた方のことを思うと
こうしてぬくぬくとケニアでのんびりした時間を過ごして何になるんだろう?
という日々が続いていました。
地震直後から、日本人のモラルの高さを初めて痛感して
お互いに励ましあっている様子に胸を打たれて、PCの前で涙が止まりませんでした。
それと同時に、ここで何をやっているんだろう?という気持ちで
毎日どよーんと過ごしていました。今もそう。


だけど、帰ったところであたしに何ができるかっていうと???だし
今何かできることを!と思って
Tシャツ隊長ガッツ先生にお願いをして、Tシャツをデザインしてもらうことにしました。

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デザインの意味を読んでいて、涙が出ました。このTシャツを広めたい!
みんなでWeの輪をつなげたい!そんな気持ちで、最近動いてます。


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【がんばろう日本!Tシャツプロジェクト】

この企画は、ケニアから「私たちは日本を応援しています」という気持ちを共有したいという気持ちから立ち上げました。
今回の地震・津波で日本にいる人たちだけでなく、世界中にいる日本人が『私達の日本を何とかしたい』という気持ちでいっぱいだと思います。その気持ちをケニアから発信したいと思い、みんなで『私達は日本を応援しています』という気持ちをTシャツを着て発信しませんか?
日本を応援しつつ自分自身も励まし、またケニア人や他の国の人たちにも『日本はがんばっています。そして私たちはみなさんの支援に感謝します』という気持ちを表現できたらと思います。
上記に加え、日本は必ず復興する!!負けないんだ。という日本のひたむきさも、このTシャツプロジェクトを通して伝えていけたら、と思います。

Tシャツの中にあるメッセージ”We pray for Japan.”の”We”はTシャツを着ているひとだけでなく、メッセージを受け止めてくれた人も”We”、つまり『私達』の一人です。このTシャツを通じて、”We”の輪を広げられたら、と思います。
もしも周りの方で欲しいといってくださる方、ケニア人やその他の国の方のコミュニテ ィをご存知の方がいらっしゃったら、ご一報いただけると幸いです。

デザインは22-1エイズ対策のS隊員が担当してくれました。
前面のデザインは、「世界中の大きな愛に包まれている日本。これからの再出発と新しい日本に向かって「がんばろう!!日本」という言葉をみんなで分かち合う。」という意味。
背面のデザインは、「We pray for JAPAN.」の文字と共に、「日本の象徴である力強い富士山。朝日は必ず昇り、日本を希望の光で包み込 む。どんな困難な状況でも未来を担う新しい芽は育っている。」という意味が込められています。
デザインは添付ファイルをご参照ください。

Tシャツは1枚1500Kshです。
もしもケニア人の同僚、お友達がご購入の際には価格を1,000Kshとさせていただきます。

1枚あたり約1000Kshが地球のステージでお世話になった桑山紀彦先生の東北国際クリニックに寄付されます。

今回の大地震においては桑山先生自身も被災され、現在は宮城県名取市で奇跡的に残ったクリニックを拠点に、24時間体制で診療、避難所への移動診療にと最前線で活動しておられます。

(地球のステージHP:http://www.e-stageone.org/)
(桑山先生の活動ブログ:http://blog.e-stageone.org/)
(桑山先生の活動ブログ英語版:http://www.stage-earth.ca/)




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We set up this project to show and share our desire; “We support JAPAN from Kenya.”

Now we Japanese all over the world, as well as those who are in Japan,
may be full of passion such as “We want to do something for
Japan". We’d like to convey that passion from Kenya. So why don’t we
convey our message; “We pray for Japan”, through a T-shirt? We also
hope that this T-shirt will tell people that Japan will recover! Japan
never gives up!

The message in the T-shirt is “We pray for Japan.” This “we” includes
people who receive our message as well as people wearing the T-shirt.
We hope we can expand this circle of “we” through the T-shirt. If your
friends, co-workers, relatives or someone else wants to get this
T-shirt, please let us know.

The T-shirt was designed by Ms. Miharu Shimizu, who is a JICA
volunteer in Kenya. According to her, the front side of the T-shirt
shows Japan held by a big love all over the world. Sharing the words
“We pray for Japan” for new starts and a new Japan.
The back side shows the meaning of Mt. Fuji, which is the statue of Japan. The sun
always rises and fills Japan with hope. New sprouts are growing even if
we are in difficult situations. (Please refer to the attached
email.)

This T-shirts cost Ksh1,500 each. If you or your friends are Kenyans,
it will be Ksh1,000.

If you get the Ksh1,500 T-shirt, Ksh1,000 will be donated (or
if you get the Ksh1,000 one, then Ksh500) will be donated to
the Tohoku Kokusai Clinic, which is managed by Dr. Norihiko Kuwayama.
Although he was hit by the earthquake, his clinic was saved
miraculously. Now he is working in the hospital in Natori-city,
Miyagi prefecture, and going around evacuation centers 24/7.
(Dr.Kuwayama’s blog in English:http://www.stage-earth.ca/)

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こんなメールを送りました。もしもご興味のある方、ケニアの外からでも
もちろんOKです。ご連絡いただければ幸いです。
ちなみに、1500Ksh.(ケニアシリング)は約1650円です。

If you're interested in this T-shirt, please let me know!
FYI, 1500 Ksh.( Kenya Shilling) = app. USD 18

Thanks!


(その2へ続く)
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by enoringo | 2011-03-29 22:54 | 思うこと

脱力

今日は、ランチの時間を過ぎても
他のオフィサーたちが戻ってこなくて
彼らに会いたいひとや、部屋に入る必要があるひとが
ぶつぶつ言いながら待っていました。

ケニア人はとにかく文句が多い!(あたしも負けてないか。。。)
自分に非があることは一切認めないことが本当に多い。
そんなにすぐに会いたいなら、アポ取れよ。
電話を取らないとか、どうたらとボスについて文句を言っていて
彼が毎日仕事仕事なのを知っているので
彼のフォローをしたくて、反論したら2,3倍になって帰ってきた。
その能力を他に生かしてほしー。


で、しまいには自分たちが出すべき提出物について
出してないくせに、出したと言い張り
しまいに、キレられてしまった。唖然。。。
出してない書類をそこまで出したと言い切れるアンタ、すごいよ。



先週末、他の隊員の小学校にお邪魔して
バレーのゲームに参加させてもらったんだけど
一人がミスすると、ものすごい勢いで怒鳴る、怒る、野次をとばす子ども達。
え、チームメイトでしょ?サポートしないの?と驚いてしまった。
個人プレーじゃないんだから、と何度言っても効果なし。
その子がかわいそうになってしまうほど。あたしだったら、今でも泣くわ。
このとき、つくづくこの国にチームプレーという言葉が大人に通用しないのは
子どものころからこんな感じの環境だからなんだと痛感しました。


ケニアでは、ありがとう、とかごめんなさい、とかお願いします、という言葉が
ぜんぜん見当たらない。(あるけど、使われてないのよね。)
本当に基本的だと思うんだけど、こういうことが小さい頃から培われてないと
大人になってから身につけさせようっていったって、まず無理。


再びはた、と考え込んでしまう。

途上国のひとたちは食べ物がなくてかわいそう、貧しくてかわいそうっていう言葉を
ケニアに来る前から疑問に感じてたけど、今は違う視点からも、本当にそうなのかな?
って思う。


協力隊に来て、その国の人たちの働きっぷりとかを見ていて
『この国の人たちがこんなに働いてもこういう生活なんて、不公平すぎる!』って思うひとが
どれくらいいるんだろう?『そら、こんだけ怠けてたり、嘘ついたり、言い訳してたら、
問題を見ないふりしてたら、発展するものもしないよ』って思うひとのほうが多いんじゃないだろうか。


呆然とすることが、最近本当に多くて
意味あるのかな?と思うことが本当に多くて、あと10ヶ月かあ、と考えてしまいます。 
でも、場所は違えどどこの国で仕事したって
結局は我慢はつきもの。今ここで帰っても、何も変わらない気もするしね。
自分の器の小ささを思い知らされる毎日です。。。
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by enoringo | 2011-03-07 22:14 | 日々

なんとかしよう

最近、イマイチ体調がすぐれずに ぐずぐずと日々過ごしています。
少しずつ回復してきたけど、まだパーッと出かけよう!っていう気になれないのよね。
動くのがしんどいのです。

日本から離れて1年と2ヶ月。留学時代を入れると4年弱なんだけど
初めて日本食が心の底から恋しくあります。
こっちでも食材は(高いけど)売ってるし日本食レストランもあっておいしいんだけど
そういうのじゃなくて、普通に手軽に食べられるようなもの、
例えばコンビニのプリンとかどん兵衛とかおでんとかそういうものが食べたくなってきました。
他のアフリカの国に派遣されてるひとたちにしてみれば
贅沢な!!!!と言われるに違いないね。すんません。
精神的にもイマイチで,今やっていることにどうしても
疑問ばかりが浮かんできちゃって、うーん。。。という日々。
しまいに、地方のオフィサーと喧嘩しちゃうし。


現場で活動している同期や他の隊次のひとのブログや話を聞いていると
自分がぜんぜん何も見てない気がして、何もやってない気がして、
ただ机の上でうだうだ言ってるだけな気がして、すごーく空しくなります。
おまけに、そよ風のJamieが体調不良のためについに帰国してしまい
ものすごく寂しい。また会える日までに、もっといろいろ勉強しておくんだ。


唸ってばかりでも仕方ないので、とりあえず今目の前にあるものでできることを、と思って
四半期ごとに選挙区レベルのオフィサーから提出されるレポートの取りまとめと
NACC(私の配属先)の行っている活動の枠組みみたいなものを勉強し始めました。
いろんな資料がある中で 
今読んでいるのは
『National HIV and AIDS Monitoring m Evaluation and Research Framework 2009/10-2012/13』と
『Annual HIV and AIDS Monitoring and Evaluation Report.

よくわかんない箇所がたくさん。回りくどい言い方がたくさんで
結局何が言いたいのかよく分かんない。言葉でごまかしてるようにしか思えません。
だけど、政府というものはそういうものなのかなあ。
日本政府機関で働いたことないからわかんないけど。
でもこんなよく分かんない資料、誰が読むんだろ???
お金も時間もかかってるんだろうに、もったいない。
でも、文句とか批判なら誰でもできるもんね。(By ベルバラのルイ16世)
代替案を提示しなかったら、ただ吼えてるだけのうるさい犬。
幸い、本部に元JICAボランティアの方が入っているので
何かできないか相談してみたいと思う今日この頃です。



☆今日の五右衛門さん☆
病院で去勢手術を月曜に受けてきた五右衛門さん。
イギリス人の親切なおじいちゃん先生でよかった!
しかもオフィスから目と鼻の先なので
預けてオフィスで仕事して帰りに迎えに行くことができてありがたかった。
病院が5時に閉まるので、4時50分くらいに仕事を切り上げて急いで病院に行ったんだけど、
気分は働くママ。
麻酔のせいか、ぼーっとしてよちよち歩く五右衛門が心配です。
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by enoringo | 2011-03-01 18:01 | 日々

青年海外協力隊21-3でケニアのナクルで生活しています。家のそばからナクル湖が見えて、シーズンになるとフラミンゴで湖の端がピンク色に染まるのが見えます。
by enoringo
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